先日シカゴについて、記憶だけでダラダラと記事を書いてしまったので、ちょっと調べました。
アルバムCHICAGO17に収録されている「忘れ得ぬ君に(Hard Habit To Break)」はリアルタイムで聴いていましたが、3位になった当時のことを全く覚えていません。
あの頃は受験が重なり音楽ばかりに夢中になれない時期で、記憶が飛んでいるようです。
「忘れ得ぬ君に」は名作です。
何故全米1位になれなかったのか?
今更ながら当日のビルボードチャートを調べてみました。
Chicagoの「忘れ得ぬ君に」のチャートアクション
【1984年11月?のチャート】

これは納得しました。1位になれない理由が明確です。
いくらシカゴの「忘れ得ぬ君に」が名曲とは言え、スティービー・ワンダーの「心の愛」を上回るのは無理というもの。
更に下からプリンスのパープルレインが迫っている。
シカゴの「忘れ得ぬ君に」は名曲だが、争っていた曲はさらに名曲だからやむを得ない。
同アルバムのyou’re the inspirationのチャートアクション
ついでにyou’re the inspiration が3位の状況も調べました。
私は「忘れ得ぬ君に」は歌詞が素晴らしいと思っています。日本にはない素直な表現ですごくいい歌詞です。
しかし、you’re the inspirationのほうは曲はいいけど、歌詞はありきたり。
だから私は3位妥当と思っています。
【1985年1月のチャート】

これは「忘れ得ぬ君に」以上に強烈だ。
マドンナのライク・ア・バージン、更に下からイージー・ラバー。
「忘れ得ぬ君に」以上に悲惨な状況で、むしろ、よく3位になったと思う。
なんて凄い時代だ。並んでいる曲が数年に一度の名曲ばかり。
イージーラバーは好きだった。
まさか、当時、シカゴがチャートで争っていたとは。
シカゴ17のアルバム聴いてたら、満足だったから知らなかった。
不運な曲たちではあるなぁ。
アルバムチャートはどうだろう?

シカゴ17最高位は4位。。。
って、当たり前じゃないか!
ロックの名盤が上に三枚も並んでいる。
年間チャートではなく、ただの週間チャート。これは凄まじい。笑ってしまう。
ブルース・スプリングスティーンなんて、全米だけで1200万枚とか売れてたよ。当時のチャートに★12とか見たことない数字ついてた。
ものすごい時代だなぁ。
ロックの王様や、強烈なカリスマのデビュー名盤にバラードのアルバムが並ぶだけ奇跡。
上位4枚とも1年半以上チャートインして売れ続ける。昔は当たり前でしたが。
ブルース・スプリングスティーンはとにかく、しつこかった。
俺はアメリカに生まれた!って延々と叫んでいるだけで、ずっと1位ってワケわからん。って印象。(ファンの方ごめんなさい。一応アルバムは聴いてます。レンタルで)
今日調べて良かったかも知れない。ビルボードは1984年までしか見れなかった。明日には1985年までしか見れなくなる可能性高い。
時代をオーバーラップしていたのに知らなかった。デビュー以来いつの時代も上位に割り込むシカゴは偉大です。