(人間関係 その17) 話を「きく」ということ

 話をきく。ということは様々なかたち・姿勢・態度があります。

 後々に書きたいことがあるのですが、先にこのことを書く必要がありました。

人間のコミュニケーション手段のひとつである「きく」ということについて書きます。

 この「きく」という行為は漢字にすると意味が分かりやすくなりますが、様々なかたちがあります。

代表的なものは以下のものがあります。

「聞く」⇒音が勝手に耳に入ってくるような、いわゆる聞こえてくる状態

「聴く」⇒情報を積極的に取り込もうと自発的に意思を持ち、耳を傾けて相手などの心をつかもうとする状態

「訊く」⇒相手に尋ねる等を行い相手の気持ちを理解しようとする状態

 

タイトルとは外れますが、他にも「効く」「利く」「菊」など思い付きます。

 

 私はブログ内で、音楽の話を書く時、ほぼ「聴く」を使っています。

 正しい使い方とは言えないですが、私には好きな曲をきく時はイメージとしては「聴く」が近いからです。

 そういう意味では「話を聞く」という言葉は使い方として間違っています。

 

 「聞く」というのはコミュニケーション手段としては成立していないのです。

 言ってみれば「聴く」は受け身のコミュニケーションで、「訊く」は自発的なコミュニケーション手段となります。

「話をきく」ということは、必ず共感しなければ成立しない行為ということです。

他人と共感するというコミュニケーションにおいて、対人関係の自己を理解するための考え方として「心の4つの窓」というものがあります。

開かれた窓 気づいていない窓
隠された窓 未知の窓

 

・開かれた窓

⇒自己の行動などについて自分も他人も知っている領域

・気づいていない窓

⇒自己の行動などについて他人は知っているが自分は気づいていない領域

・隠された窓

⇒意図的に隠し、自分しか知らない領域

・未知の窓

⇒自己の行動などについて自分も他人も知らない領域で可能性の領域とも言う

 

 これはジョセフ・ラフトとバリー・インガムという方が二人で考案し「ジョハリの窓」というものです。

 

 このそれぞれの窓の大小がコミュニケーション能力の差や人柄を表しているとも言えます。

 コミュニケーション能力を磨くことで「開かれた窓」は大きくなりますし、「気づいていない窓」「未知の窓」は小さくなると言えます。

「隠された窓」は親しさの度合いにより大小が変化しますし、自分が変わりたいと望み、行動することで大小が変化します。

 

 コミュニケーションを取る相手は自分ではなく他人です。

 自分を理解し、相手を理解することで「開かれた窓」は大きくなる。つまり親しくなるということです。

 

 考え方についての話を書いただけです。

 人間関係が成立するために必要不可欠な「共感する」という行為は自分を理解し、相手を理解しないと決して出来ないことなのです。

「相手の話をきく」という行為をする時に4つの窓が存在していることを理解したうえで行わないと、より良い行動が難しいです。

「聴く」「訊く」という行為を極めるのは非常に難しいことなのです。

そして、相手の心に対し責任の伴う行為なのだということを認識しなければならないと私は思います。

 

 私は、自己の経験を通し感じたことを書くことを基本としていますが、いわゆる心理学的な記述を今回はしました。

 後々の記事に必要だと感じたので書きました。

 自分の経験を通しての言葉ではないため、上手く書けなかった。

 心を言葉にするのは難しいけど、他人の理論を上手く書くのは更に難しいということが分かりました。