ここのところずっと考えている。レムちゃんの覚悟について。
reゼロの18話でレムちゃんは、スバルに「愛しています」と言った。
私は、「愛してる」は両想いでしか決して使ってはいけない言葉だと思っています。
レムちゃんとスバルは両想いではない。
だから、あの言葉は使ってはいけない。
制作者は何を考えているんだ。
はじめてreゼロを見た時に唯一残念と感じた部分だった。
その後、何回も見て、自分なりに解釈しました。
レムちゃんは、スバルに好意を持つ相手に嫉妬する姿が描かれている。
つまり、神の無償の愛ではない。
しかし、愛してると言った直後にスバルはエミリアが好きだと言った。
レムちゃんはエミリアに嫉妬していない。
これは、エミリアを愛する中で、自分も愛して。ということ。
屈折した愛ではあるが、二番目として愛するということ。
これは、一人では成り立たない。
スバルも容認している。
つまり、エミリアを愛する時に、エミリアに対し、エミリアを愛するが、レムちゃんも愛すると伝え、認めさせる責任がある。
それを込みで、レムちゃんの愛を受け入れたということ。
決して一番にはなれない。だが、愛し合う。
間違ったことではないと思う。
人間関係には時に常識では成り立たないはずのことが正当に成り立つ場合がある。
これは、深い人間関係が存在し、信頼関係と理解があれば成り立つ。
私は不器用だから一人しか愛せない。
ただ、三人が覚悟のうえで認識したうえでなら成り立っていいと思う。
実際に覚悟は感じる。唯一スバルがエミリアにレムちゃんも愛してると言うことがない。
だから成り立っていない。
スバルがレムちゃんの愛を拒否しなかった時点で、いつかエミリアに伝えなければならない。
それが愛し、愛されることへの覚悟だ。
作者は、あそこで愛してるをレムちゃんに言わせてしまった以上、必ずその責任を負わなければならない。
唯一、救いは、確かエミリアにはスバルは好きとは言っているが、愛してるとは言っていないはず。
それが続くなら、スバルとレムちゃんの愛は成り立つ。
物語的にエミリアにスバルの愛は描かれているし、外せない。
僕があの立場なら、エミリアに愛を伝え、レムちゃんも愛することを伝える。
容認すれば成り立つ。
エミリアの性格を考えると引く可能性が高い。
レムちゃんを選ぶのが正解だと思う。
残念ながら、エミリアがどんなにスバルを愛しても、レムちゃんの愛情には勝てない。
制作途中にレムちゃんの存在が大きくなりすぎて、コントロール不能になり、最後登場させなくした。
このアニメの中で一番輝いているのはレムちゃん。
でも私はエミリアが好き。
だから、スバルはレムちゃんを幸せにしなさい。
エミリアが王になるのは、スバルなしでは成り立たないようになっているけどね。
レムちゃんも幸せにするのは、続編の義務だ。非常に注目している。
安易にレムちゃんに愛してるを言わせた失望を自分に与えるな。
【追記】
第二期では、レムちゃんは出ないらしいですね。
スバル以外の全ての人の記憶から消えるそうで。
実に馬鹿馬鹿しい設定だ。
愛の矛盾もなくなるわけだ。最低な解消方法だ。
第二期に過度な期待をする必要はない。元の小説からだいたいの内容は把握したのですが、結構つまらない。
第一期が良かっただけに残念。
だが、第一期が良かったのは事実だからいいです。